FRAUD
DETECTION
AI

  • L都所 恒輝

    第二システム開発本部/
    2016年入社

  • R南雲 博

    第二システム開発本部/
    2016年入社

FRAUD DETECTIONAI

同期で入社し、クレジットカードの不正検知システム「ACEPlus」の開発にともに携わってきた都所と南雲。都所が「ACEPlus」を導入した企業に対する追加開発や保守業務に取組む一方、南雲は「ACEPlus」のスコアリング(取引が不正利用である疑わしさをスコアとして数値化する機能)関連の開発から、現在は不正検知システムにAI(人工知能)を導入するプロジェクトに関わっている。入社3年目を終えて「学んできたことを後輩に教えられる場面が増えてきた」(都所)、「周囲のことを考える余裕が少しだけ出てきた」(南雲)と心境を語る二人が、「不正検知」と「AI」をキーワードに設定して、各々の仕事や、2つのキーワードを組み合わせることによって見えてくる未来について語る。

クレジットカードの不正検知の
基本はルール。

都所
クレジットカードには、所有者以外が不正に使おうとするのを未然に防ぐためのシステムがあることを知っている方も多いと思いますが、それがどのような仕組みで機能しているか?については一般的ではないかもしれませんね。
南雲
国内で主流となっている仕組みは、カード利用情報を解析し、ルールとしてシステムに登録することで不正利用を検知します。一方で、不正利用する側も、こうした検知をかわす手法を次々と編み出している実情があります。
都所
不正検知に携わる者としては、そうした話を耳にすると『自分たちが止めてみせるぞ』と闘志をかき立てられます。
南雲
わかります。直接目には見えませんが、止めなければいけない相手がいることは意識します。それが業務に対するモチベーションになっている側面はあります。
都所
2017年度のクレジットカードの不正利用被害金額は約236億円に達しており※、現行の検知が後手に回っているケースがあることは否めません。深刻な状況と言わざるを得ない。
南雲
その通りです。

※一般社団法人日本クレジット協会 「クレジットカード不正利用被害の発生状況」

不正検知にAIを活用することで
生まれるメリットとは?

都所
そこで、AIの力に期待が集まっているんですよね。
南雲
はい。過去の事例から導いたルールに加えて、不正利用の傾向を機械学習させたAIで“未知の不正利用のパターン”を見つけ出させて検知する手法が今後普及すると考えています。現在の不正検知の仕組みは「ルール」と「スコア」の二本立てです。「スコア」については、利用状況の疑わしい要素をスコア化していき、それが基準を超えたところでアラートを出すという機能ですが、この「スコア」機能にAIを活用することで、不正検知の精度向上を目指す取組みです。
都所
「スコア」にAIを活用するメリットは検知の精度向上だけではないんですよね。
南雲
そこもポイントですよね。不正利用のパターンをルールとしてシステムに登録させていく作業は非常に手間がかかり、システムを利用していただいているお客さまにとっては小さくない負荷になっています。将来的に、AIを用いて不正検知の自動化を実現することができれば、業務の効率化というメリットも見込めます。そうした意味でも、AIの活用に対する期待は高まっています。
都所
そこに注目しているお客さまも多いですよね。

海外でのカード利用と
不正検知について。

南雲
僕も都所さんに聞きたいなと思っていたことがあります。都所さんは、海外のお客さまとも仕事をしていますよね。現地に赴くことも多いと思いますが、海外でのクレジットカードの使われ方に日本との違いを感じますか? 不正検知を追求していくためには、そうしたところにも目を向けていく必要がありますよね。
都所
そうですね。自分は将来的にはインテリジェント ウェイブがさらなる海外展開を進めていくことに貢献したいという思いがあるので、年数回のアジアへの出張では海外のキャッシュレス決済の実情にも注意を向けています。
海外では、少額でもクレジットカードを使う文化がありますよね。自分にはコンビニでカードを使うという感覚はありませんでしたが、現地ではよく見かけました。財布を出して、開いてという動作がなく、カード1枚だけを持ってお店で買い物をするような人も多く、身軽だなと感じました。また、お客さまと不正検知について話をしてみると、「ルール」と「スコア」なら、業務効率化につながる可能性のある「スコア」に興味を持っているケースが多いようには感じました。
南雲
お客さまも新しい技術に興味を持っているのですね。

機械学習のアルゴリズムについて
教えてください。

南雲さんに聞きたいことがあります。 機械学習にはいくつかのアルゴリズムがありますよね。たくさんあるので、どんなときにどれを用いればいいのかわからないところもあるのですが、南雲さんがこれが一番使えると感じているものはありますか?

都所 恒輝

そうですね、特に一番使えるものがあるというよりは、ケースバイケースで使い分けるものだと感じています。ちょっと変な例えですが、ラーメンのスープみたいなのもので、醤油ラーメンも、味噌ラーメンも、塩ラーメンも、とんこつラーメンも、それぞれが成立していて、どれもおいしいですよね。機械学習のアルゴリズムにもそれぞれ個性や強みがあって、目的によって適しているものは違うんだと思います。だから、どういうデータがあって何を知りたいのか。機械学習では、それを考える人間側のセンスが問われる部分も大きいように思います。

南雲 博

今後どんな存在になりたいですか?

都所さんは、将来について、どうなりたいというイメージを持っていますか? 自分は何らかの分野におけるプロフェッショナルになれたらいいなと思っています。今ならAIをやっているので、その分野でわからないことがあるときには頼ってもらえる存在になりたいなと。あいつに任せておけば大丈夫って、安心して仕事をまかせてもらえるようになりたいですね。

南雲 博

まだまだ日々の業務に追われていて、視野を広げられていない部分もあるのですが、僕も南雲さんに近いですね。不正検知の中でも様々な分野がありますが、そのどれかでスペシャリストになりたいです。「○○のことなら都所に聞いておけよ」って言ってもらえるようになれたらいいなと思います。違う部署で名前が挙がるようになれたらかっこいいなと思っていて、憧れたりしますね。あとは海外です。すぐには難しいかもしれませんが、アメリカのような本格的なカード社会でビジネスを切り拓けたら最高だと思っています。

都所 恒輝

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